小学生がEMEでQSO!
JARLのサイトの「ビッグ・ディッシュ・プロジェクト情報」のページによると、3月3日にKDDI茨城衛星通信センターで行われた、同センターのカセグレン・アンテナ(IBA-4)を利用したEME(月面反射)通信実験である同プロジェクトの見学会で、中村洸友さん(JQ2LVT、11歳)が同プロジェクトの設備を使用したEMEによる交信を行ったと言う事です。
同記事によると、
オペレーターの渡辺さんは、見学するグループBの小・中学生たちを、隣に座らせて名前を聞いて、アメリカの交信相手局に伝えて、その名前を呼んでもらいました。自分の名前を月からのこだまで聞いた子供たちにとっては、恐らく忘れられない思い出になったことでしょう。
また、もう一つのサプライズがありました。横に座った中村洸友くん(三重県松坂市、11歳)が1アマの免許の所持者であることを聞いて、渡辺さんはこのとき、洸友くんにマイクを譲ったのです。小学生による32mディッシュでのEMEオペレートは過去に前例がありませんし、今後も(たぶん)ないことでしょう。
と言う事です。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#大変素晴らしい事ですよね。とっさに機転を利かせて下さった、オペレータの渡辺さんの配慮に感謝したいと思います。