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2007年06月13日

Digital Voice Transceiver Project

「D-STAR技術情報」の記事によると、JARLが推進しているデジタル通信規格「D-STARシステム」互換のアマチュア無線機自作プロジェクト「DVX Project(Digital Voice Transceiver Project)」が、米国で開始されているようです。

このプロジェクトは、AMBE 2020音声圧縮チップと、アナログデバイス ADF7021シングルチップVHF RFトランシーバをコアデバイスとして採用しているそうで、Webサイトを見る限りでは、すでに試作機が完成しているようです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#う~ん、すごいですね。「D-STARは自作が出来ないからダメだ」と言うご意見を良く聞くのですが、やはりアマチュア精神は既成の観念を簡単に打破してしまうようです。

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コメント

回路を見ていて非常にすっきりしているのに感心しました。ADF7021を使用したことによるのでしょうね。これで、自作への道が開けましたね!

安田さん、今晩は。

>これで、自作への道が開けましたね!

そうですね。もう少し色々とはっきりしたら、日本国内で430MHz帯用にアレンジしたプリント基板を作って頒布するのも面白いかもしれません。

#ついでに、PCコントロール機能を追加すると、さらに面白くなりそうですね。

自作が出来ないから駄目なのではなく,使用しているネットワーク技術が二世代くらい古いから駄目なのです。

櫻井さん、おはようございます。

>二世代くらい古いから駄目なのです。

そう仰る方も多いですよね(汗)

確かに、現在のネットワーク技術から考えると若干古臭いのは否めないのですが(苦笑)、逆にそれなりに古臭い(笑)から、こうやって自作する人が出てきている...と言う側面もあるんじゃないかなと思うのですが...。

それと、(一応)実用的な実装が為されているため、それなりのパイを形成しつつあるのが大きいですよね。実験レベルではともかく、一般的には相手がいないとつまらない訳ですから。

#まあ、少なくとも私はそうです(笑)。局数が増加して来ましたから、ますます最近面白くなって来ました。

>逆にそれなりに古臭い(笑)から、こうやって自作する人が出てきている

それは大きなミスリードでしょう。

アマチュア無線界でデジタルにコミットして来た人たちを過小評価しています。

>それなりのパイを形成しつつあるのが大きいですよね。

それなりのパイを形成する人たちをミスリードしている罪は重い,と申し上げてたいのです。

櫻井さん、今日は。

>ミスリードでしょう

えっと、まず私は何事かをリードしているつもりは無いです。あくまでも、単にやっていて面白いと言う個人的な見解を述べているだけなのですが。

>過小評価しています

もちろん、さらに最先端で難しい技術に挑戦されている方がおられるのも知っていますが、「枯れた」技術を使った実装を評価するのは、決して過小評価とは言えないと思います。

>罪は重い

そう考えられるのであれば、櫻井さんにとってはそうなんでしょう。私は、(D-STARに関わっている方たちに対して)そうは思っていない...と言うだけの事だと思います。

#なお、何度も申し上げますが、私は何事かをリードしているつもりはありません。櫻井さんが「私の罪が重い」と仰っておられるのであれば、そう考えられるのは櫻井さんの自由ですが、結局判断するのは個々人の問題であると思います。

ミスリードって、単に「誤解させる」という意味の一単語です。
それこそミスリードしてしまってゴメンナサイ。

白原さん、技術そのものも大切ですが、ネットワークの関係する技術の場合は特にそうかも知れませんけど「アーキテクチャ」って大切なんです。

D-STARの問題点は、このアーキテクチャに対して当初何度も何度も申し上げても全く意に介していただけなかったため、スタート時点から道を誤っているのが問題なのです。

この「アーキテクチャ」とか、その構想をデザインする「アーキテクト」という考え方は、若かりし頃のJH8GUL岡田さんから学んだことです。

懐かしいね、岡田さん。

「アーキテクト」の話ではなく、単にDVXの技術的な話なのですが、ご当人いわく、暗礁に乗り上げているようです。ADF7021に対して、データの転送を一時的に止める機能を要求しているようです。ADF7021側にバッファーがなければ、実現しない機能なので、通常は処理を受け持つCPU側で、バッファリングと処理とを並行して行うのですが。

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