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2008年05月23日

JARL「中華人民共和国の四川省大地震に伴う非常災害通信について」

JARLのサイトに、5月12日に中国・四川省で発生した大地震に関するアナウンスが掲載されています。

中華人民共和国の四川省大地震に伴う非常災害通信について
 中華人民共和国の四川省大地震に伴う、災害復興通信手段確保のため、同国国内で災害非常通信が7050kHz付近の周波数などでお こなわれている模様です。すでに各種報道でも報じられています通り、四川省近隣地域での通常通信手段が途絶されている模様です。 日本のアマチュア局にも非常通信に障害を与えないようCRSA(筆者注:Chinese Radio Sports Association、中国のアマチュア無線連盟)の協力要請がありましたので、皆様のご協力をお願いいたします。

「燃えよDX 365日無線三昧」の記事によると、CRSAが非常通信用に指定している周波数は、14.270MHz7.050MHz7.060MHzになるようです。特に7MHz帯は、日本国内でのQSOに多用されている周波数だと思いますが、みなさまのご協力をお願い致します。

追記:この件は、ARRLのサイトのニュースにも掲載されています。

追記:NDXC(名古屋DXersサークル)の長谷川さんからのコメントによると、

7050kHzはQRMが多く17日には7030kHzへQSYしているようです。
北京情報では6名のHAMが成都へ入っているようです。
BD1IBU,BD1FJP,BD1AIL,BG1DOT,BG1IHX,BG1RARの6名が四川赤十字ビルからBT8RCのコールで出ているとの事です。

との事です。7030KHzも出来るだけ使用しない方が良さそうですね。

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コメント

これを期に7MHzのOTHを止めてくれればいいのですが.

今晩は。

まあ、そうなんですが、今の中国は軍部の力がものすごく強くなっていますから「アマチュア無線の非常通信を行うから」と言う理由では、止めてくれないような気もします(汗)

#ロシアの軍拡と言い、時代が巻き戻りつつあるような気がしますね...困った話だと思います(汗)

匿名でのコメントを削除させて頂きました。

当ニュースのヘッダー部分でお知らせしておりますが、当ニュースへのコメントは「実名(乃至お持ちであれば個人のコールサイン)」でお願いしております。

どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

非常通信がうまく機能するといいですね。
今年1月出張で四川省(しかも震源に近い綿陽)にいきました。ゲストオペできないかといろいろ探したのですが受け入れてくれるクラブを探し当てることができませんでした。北京では運用しました。アマチュア無線の普及度は沿海部と内陸とではかなり開きがあるのではないかと想像します。HFで非常通信できる局がそんなにたくさん居ないのでは…

まだ,昨夜聞いただけですが,OTHは6.6〜7MHzで,CWバンドの下の方に少しかかる程度でした(それも困るんですが^^; ).7.050, 7.060をはじめ,フォーンバンドはクリアでしたが,もともとそういうモードもあったと思います.
おっしゃるとおり,ロシアも軍拡・言論弾圧の空気があって,もし,またかつてのようなOTHが復活しても,アマチュア無線家たちは声を上げられないかもしれませんね.

CRSAは各国の連盟へ依頼しているようですね。
ARRLのコメントはもう少し詳しく↓に出ています。
http://www.arrl.org/news/stories/2008/05/13/10095/?nc=1

相変わらず「火龍ジャミング」もOTH同様出まくっています。

田中さん、おはようございます。ご無沙汰しております。

>HFで非常通信できる局がそんなにたくさん居ないのでは…

現地で被災している局は、非常通信にはそもそも加われないのではないかと思いますが、CRSAから現地にオペレータが派遣されているのではないでしょうか?

#もちろん、ハンディトランシーバによる、V/UHF帯での非常通信もされているのではないかと、想像しています。

稗田さん、おはようございます。

>CWバンドの下の方に少しかかる程度でした
う~ん、これはアマチュア局の非常通信に配慮して...と言う事なんでしょうか(汗)

>アマチュア無線家たちは声を上げられないかもしれませんね.
そうですね。そもそも、国家の体制や時代時代の空気によって、正しい事でも声が上げられない(もしくは上げにくい)事はありますので(これは、日本も戦前・戦時中に経験していますよね)、せめてアマチュア無線家同志はお互いを非難しあわないようにしたいなと考えています。

#DXクラスタなどには、嘆かわしいコメントが流れたりしているようですが(苦笑)

長谷川さん、おはようございます。コメントありがとうございます。

>ARRLのコメント
情報ありがとうございます。早速、記事に追記させて頂きました。

>出まくっています。
困った話ですよね。間もなく、7MHz帯のアマチュアバンドは拡張されると言うのに、事実上ジャミングで使えない...と言う事にならない事を祈っています。

#アマチュア無線家として出来る事は、JARLを通じて(または個人的にも)、総務省や外務省経由で、ジャミング電波を送信している国の政府に、抗議を続けるしかないんですが。

7050kHzはQRMが多く17日には7030kHzへQSYしているようです。
北京情報では6名のHAMが成都へ入っているようです。
BD1IBU,BD1FJP,BD1AIL,BG1DOT,BG1IHX,BG1RARの6名が四川赤十字ビルからBT8RCのコールで出ているとの事です。
このあたり周波数は日本の波も影響しているはずですからJARLもフォローしてほしいところです。

長谷川さん、今晩は。

情報を頂きましてありがとうございます。早速、記事に追記させて頂きました。

>JARLもフォローしてほしいところです。

そうですね。ただ、JARLは、スマトラ沖地震の際もかなり動きが鈍かったので(これは、日本のアマチュア無線家に対して影響力が大きい事から、慎重に情報を見極めていると言う事なのかも知れませんが)、今回も迅速なフォローは望めないかも知れません。その点、(特に近年)非常通信に力を入れているARRLとは随分違うなぁと思っています。

7030kHz(LSB)だと,JAとはCW(特に和文)と,狭帯域デジタルとバッティングしますね(今週末はWPX CWがありますね).
JAとのQRMを避けるということでしたら,7110kHzとか使えないんでしょうかね.非常なんですし.ってここに書いてもしょうがないかな^^;

今晩は。

>バッティングしますね

隣国のアマチュア無線家の非常通信活動ですので、アマチュア無線家としては、なるべく妨害を与えないように運用するべきでしょうね。

>7110kHz

中国国際放送の周波数ですね(苦笑)

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