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2008年06月20日

情報通信月間行事PRのための記念局 8J5NVISの運用情報

「好日日記」の記事によると、情報通信月間行事PRのための記念局である8J5NVIS(運用期間は7月31日まで)の運用が、下記の日程で行われるそうです。

徳島県徳島市 6月20日の16:30以降
徳島県徳島市 6月21日の午前
徳島県名西郡神山町 6月21日の午後
徳島県名西郡神山町 6月22日

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同Weblogの筆者である、徳島大学地域防災無線研究会(JR5YAU)の上野OM(JK1PHL、徳島大学大学院 准教授)からの情報によると、

 NVISとはNear Vertical Incidence Skywaveの略で、近鉛直入射空間波を意味します。最適使用周波数(おおむね5MHz±3MHz)の電波を地上高2,3mに設置した水平アンテナを用いて、ほぼ鉛直に放射します。
 その電波を直上の電離層で反射させ、数100km程度までの近中距離の通信に利用します。災害時に孤立する恐れのある中山間地や、VUHF帯のサービスエリアを超えた地域間の通信に適していると考えられます。このことは体験的に理解していましたので、私は直上電離層伝搬と呼んでいました。ちょっと驚いたのは、大地が反射板として作用するため、1/2λエンドフェッドアンテナでも大きなゲインが得られることです。
 電離層への入射角が高ければ、D層による第一種減衰も小さくなり、より有利に働きます。

 DX通信とはまったく逆転の発想ですので、国内のアマチュアの間ではあまり認知されていないとおもいます。
 しかし古くからこの伝搬モードは利用されてきたようで、ARRLのCDROMやITUの非常通信ハンドブックにNVISの記述があり、その言葉を知りました。NVISに適した周波数である5MHz前後にはアメリカでは5MHz帯、日本の非常通信周波数4630KHzなどがわりあてられているのは、ご存知のとおりです。

 NVISの認知拡大と実証データ獲得のため、8J5NVISというコールを申請しました。この伝搬を理解すると、国内向けQRPや移動サービスで威力を発揮するのではと思います。

との事です。

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コメント

いつもお世話になり、ありがとうございます。
私からお送りしたメールで、うっかり、タイプミスしてしまいました。修正お願いいたします。

「NVISとはNear Vertical Incident Sky waveの略で、」を、
「NVISとはNear Vertical Incidence Skywaveの略で、」
です。誤ったスペルでお伝えしてしまい、申し訳ありませんでした。

6月20日は午後5時半ころから大学構内の建物の間に、地上高約3mhの半波長水平ダイポールをはり、QRVしました。おかげさまで2時間程度の間に95局の方々とQSOできました。学生さんの経験値も上げることができました。ありがとうございました。

こんにちは。

>修正お願いいたします。

お知らせ頂きましてありがとうございます。早速、過去の記事も含めて、修正させて頂きました。

>2時間程度の間に95局の方々とQSOできました。

それは何よりでした。今日、明日の運用もFBな物であります事を祈念しております。

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