産総研が屋内外での使用が可能なキロヘルツ帯PLCを開発
独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)のプレスリリースによると、同研究所は、キロヘルツ帯であるため屋内外での使用が可能、かつ家電機器による伝送障害に強い電力線通信方式(PLC)の物理層を開発したそうです。
同プレスリリースによると、この技術の特徴は、
・無線LANの電波が届かない場所でも電力線を通じて最大200kbpsの確実なデータ通信が可能
・厳しい伝送障害の中から通信可能なミリ秒単位の時間帯を見つけて情報を送り、通信の頑健性を確保
・リコール家電の捕捉に用いたり、環境モニタリング・防災など屋内外での様々なセンシングに期待
との事で、使用する周波数帯は450KHz以下となっており「キロヘルツ帯を使用するため、アマチュア無線等に対する障害は発生しない」との事です。
詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#3月30日よりアマチュア無線に135KHz帯が分配される事が決定しているのですが、間の悪い話ですね(苦笑)。なお、この技術は、東京電力(株)との共同開発を行っているとの事です。