徳島大学環境防災研究センター「アマチュア無線による通信訓練」
上野OM(JK1PHL、徳島大学地域防災無線研究会会長)からの情報によると、徳島市の徳島大学環境防災研究センターにおいて、下記の要領で「アマチュア無線による通信訓練」が行われるそうです。
アマチュア無線による通信訓練のご案内
1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生し、多くの方が亡くなりました。
「天災は忘れた頃にやってくる」とは、明治の物理学者寺田寅彦の言葉ですが、日本全国を視野に入れれば、毎年地震による何らかの物的被害が発生しています。そして数年に1度は地震による人的被害も発生しています。加えて近年の気象現象の凶暴化は顕著であり、毎年多くの方が気象災害に遭われています。私事ながら昨年北海道で発生した竜巻では、不幸にも同窓の後輩が犠牲になったと聞きました。情報網の発達した今日、視野を広げれば災害は日常の問題であり、忘れる間もなくやってくるのが現実です。
地域の自助・共助の防災力向上に多少なりとも貢献できるよう、昨年10月に徳島大学環境防災研究センター(徳島市南常三島町2-1工学部建設工学科棟)にアマチュア無線局(徳島大学地域防災無線研究会 JR5YAU)を開設いたしました。このたび、下記の要領でアマチュア無線による通信訓練を行います。ご家庭の非常用品の確認と一緒に、お持ちの無線設備の検査の機会としてご活用いただければ幸いです。
お忙しい時期ではございますが、趣旨ご理解の上、多数ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。記
1 日時 平成19年1月17日(水)
(1) 20:00から20:30頃まで
周波数・電波形式 433.84MHz±40kHz 付近 FM
(2) 20:30から21:00頃まで
周波数・電波形式 145.50MHz±40kHz 付近 FM
(145.50MHzは非常通信周波数)
2 コールサイン JR5YAU
3 常置場所 徳島県徳島市(N34°04’38.00” E134°33’42.67”)
4 無線設備 FT-897(4級対応機)+17mh 3段GPアンテナ
5 通信内容 RSリポート、住所(地区名 GL)、自己紹介
6 連絡先
○ 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部(工学部建設工学科)
(併)フロンティア研究センター地圏制御分野
助教授 上野勝利 (uenoあce.tokushima-u.ac.jp)
○ 徳島大学総務部企画・評価課長 石田義夫(JA5OVQ)
徳島大学社会連携推進機構 地域連携推進室 企画推進員
khkachouあjim.tokushima-u.ac.jp
筆者注:メールアドレスの「あ」は「@」に置き換えて下さい。
なお、
和歌山、阪神方面の方々にもご参加のご協力をお願いしたい
と言う事をお伺いしております。当日お時間がございます方は、この通信訓練へのご協力を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
TNX JK1PHL
コメント
早いもので、阪神大震災から、もう11年。防災には関心を持っておりますが、神戸六甲アイランドから、ぜひ参加したいと思います。433メガ帯は、特に、RFIDアクティブタグに、乗っ取られないように、こんごともQRVして、頑張りましょう。433.84は、見覚えがあるので、調べてみたら、一昨年、433.92で、JARLの干渉実験が、ここ六甲アイランドのコンテナーヤードで行われました。PLCと、アクティブタグには、絶対反対のハムです。
Posted by JA3DO at 2007年01月13日 11:22
阪神淡路大震災から11年ではなく、12年の間違いでした。訂正します。
Posted by JA3DO at 2007年01月13日 11:49
7J3AOZ様 いつも御世話になり有り難うございます。貴ホームページに掲示していただきましたおかげで、古い同僚や古い友人からメールを頂きました。昨日は中学校のアマチュア無線クラブで一緒に電話級の勉強をし、また一緒に開局した方からメールを頂きました。進学や就職を機会に疎遠になっていましたが、お陰様で再び連絡を取ることが出来ました。アマチュア無線を趣味にしていて、本当に良かったと思えた瞬間でした。有り難うございました。
JA3DO様、通信訓練にご参加いただけるとのお申し出、有り難うございます。経済学者に「アマチュア無線は必要なのか」などと云われないように、おっしゃるように存在と意義をアピールしなければなりません。是非宜しくお願いいたします。
Posted by JK1PHL at 2007年01月15日 01:20
塩崎さん、今晩は。ご無沙汰しております。
通信訓練に参加して頂けると言う事で、ありがとうございます。
430MHz帯のRFIDタグの問題や、PLC問題、ローバンドの中国方面からのノイズ問題と、さまざまな問題が山積状態ですが、我々アマチュア無線家が社会貢献を行う事によって、アマチュア無線の有用性を一般社会にPRして行くのも重要な活動だと思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
Posted by 7J3AOZ(JH3YKV News Editor) at 2007年01月15日 18:44
上野さん、今晩は。コメントありがとうございます。
またいつも情報を頂きましてありがとうございます。
思いがけない形で記事がお役に立ちましたようで何よりです。通信訓練当日の成功を祈念しております。
#私も出来るだけワッチして見ますが、何せV/UHF帯はGP1本ですので、兵庫県伊丹市から参加できるかどうかは...(汗)
Posted by 7J3AOZ(JH3YKV News Editor) at 2007年01月15日 18:48
7J3AOZ様、JA3DO様、 お世話になります。
JA3DO様、JA3HXJ様、日本医師アマチュア無線連盟のホームページを読ませていただいたことが、このような活動を始めようと思ったきっかけのひとつです。
一昨年の11月に個人コールを再開局し、以降、アマチュア無線の現状を調べてまいりました。
その結果、残念ながら、阪神淡路大震災の際に多くの方が記録を残され、議論されたことが、今では忘れられつつあるのではないかと感じました。せめて日本医師アマチュア無線連盟のホームページにまとめられた、アマ無線に関する法的整備がなされるよう、活動していきたいと思っています(法整備と啓蒙のための調査研究のため、電気通信普及協会に研究助成の申請を行っています)。
徳島から交信できる地域はごく限られた範囲です。ぜひ、皆様の地域で、バンドで、モードで、1月17日のことを思い出す交信をしてください。
お願いいたします。
「通信」といえば、ついハードウェアに目がいきますが、通信を行う「人」のことはあまり注目されていないと思います。通信技術としてのアマチュア無線は、他の手段と比較してもはや競争力はありませんが、インターネットと融合することによって、世代や地域を超えた人の輪を作っていくことができるものだと思っています。その人の輪が、地域の防災力の向上に大きな力を発揮するのではないかと考えています。
Posted by JK1PHL at 2007年01月15日 21:32
JA3DO塩崎様、7J3AOZ白原様
このたびはありがとうございました。
おかげさまで、平日にもかかわらず、大阪の方も含め、430と144でのべ30局ほどの方とQSOできました。
残念ながら塩崎様とは直接QSOできませんでしたが、おかげさまで設備やオペレーションの不足点がわかりました。なにごともそうでしょうが、実践してみなければ実感として理解できないということが良くわかり、良い勉強になりました。
今後もご指導のほど、よろしくお願いいたします。
(21日には神戸で防災訓練をされると伺いました。生憎21日はこの時期恒例の公務にあたり、参加できません。ご容赦ください。)
Posted by JK1PHL 上野 at 2007年01月17日 23:47
上野さん、おはようございます。
昨日の訓練は盛況だったと言う事で何よりでした。
#私は体調不良でシャックに戻れず参加する事が出来ませんでした。申し訳ありません(汗)。
また、何か情報がございましたらお知らせ頂けましたら幸甚です。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
Posted by 7J3AOZ(JH3YKV News Editor) at 2007年01月18日 10:34