« 2007年07月24日 | メイン | 2007年07月26日 »

2007年07月25日

読売新聞「子どもたちが宇宙と交信。穴水町(石川)」

読売新聞の記事として、現在ARISSスクールコンタクトの準備を進めている「石川県鳳珠郡穴水町ARISSスクールコンタクト実行委員会」の件が掲載されています。

同記事によると、穴水町は「星空のまち」としてPRを行っている町だそうで、

9月の交信を目指し、実行委員会を設立して準備を進めている。石川職業能力開発短期大学校電子技術科の昨年度の卒業が作製した「宇宙ステーション追尾システム」を使い、ステーションの位置を確認。交信する小中学生14人は、英語で質問する練習を繰り返している。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#穴水町には、「火星の運河」発見で有名なパーシヴァル・ローウェルさんが訪れた事があるそうで、同町には記念碑も建っているそうです。また、同町にある「国民保養センターキャッスル真名井」(能登半島地震で被災したため現在休館中)には、天文台も設置されているそうです。筆者(7J3AOZ)は、当日の国際宇宙ステーション(ISS、International Space Station)との交信成功を祈念しております。ARISSスクールコンタクトとは、ISSに設置されている、ARISS(The Amateur Radio on the ISS)機材を利用して、世界各国の少年・少女とISSの乗組員との間でアマチュア無線を使って交信すると言う貴重な経験をしてもらうためにNASA、Russian Space Agency、ESA、CNES、JAXA、CSA、AMSAT、IARUの協力により行われているイベントです。また、日本においてARISSスクールコンタクトでの通信を行う小・中学生は、特別に設置されたアマチュア局(臨時局)を使用したARISSスクールコンタクトにおけるISSとの交信に限り、電波法の法令上の特例としてアマチュア無線技士の資格を必要としません。

P3E Update - hardware to be completed by year end

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、AMSAT-UK International Space Colloquiumにおいて、現在打ち上げに向けて製作中の次期大型アマチュア衛星「Phase 3 Express (P3E)」が、2007年末に完成する予定だと発表されたそうです。

なお、打ち上げ日は未だ確定していないそうですが、2008年中にフランス領ギアナのESA(European Space Agency、欧州宇宙機関)ギアナ宇宙センターよりアリアンロケットで打ち上げられるか、現在同地に建設中のロシアの発射基地より打ち上げられるだろうと言う事です。

なお、P3Eは、世界で始めて47GHz帯を利用するアマチュア衛星になるそうで、その他、145、435MHz帯と、1.260、2.4、5、10GHzの運用設備を搭載するそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#ギアナ宇宙センターのあるKourou(クールー)は、1967年に同センターが出来る前は人口が800人だったそうですが、現在は15000人以上になっているそうです。また、同センターを警備するため、フランス外人部隊第3連隊が駐屯しているそうです。