「T-Rexのひとりごと」の記事によると、複数のPLC(高速電力線搬送通信)モデムが、総務省の形式認定を取り消された事が、官報(第4681号)によって告示されたそうです。
同記事によると、今回形式認定を取り消されたPLCモデムは、
三菱電機株式会社 MG-1000
三菱電機株式会社 CPE-HA01
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE10A1F
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE01A1F
三菱電機株式会社 CPE-BW10
三菱電機株式会社 CPE-HA02
三菱電機株式会社 MG-100VP
ロジテック株式会社 LPL-TX
ネットギア・インターナショナル・インク日本支社 PL-NTGR-200
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE10A1FS
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE10A1FA
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE01A1FA
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE01A1FS
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2ーREP-H10C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-T10C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-H20C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-T20C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-F10C
になると言う事です。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#形式認定を取り消されたと言う事は、日本国内で上記のリストに含まれるPLCモデムを使用する事は違法行為になるはずですが、すでに購入されている方にとっては大ショックですよね(返金などで対応するのかしら)。
追記:ネットギア・インターナショナル・インク日本支社のこの件に関する対応が、同Weblogのこちらの記事に掲載されています。対応は製品交換になるとの事ですが、「個別のユーザーに製品交換の連絡をすることまでは今のところ考えていない」と言う事だそうです。形式認定が取り消された事実を知らない人は「法律違反」を犯しながら該当製品を使い続ける事になりますので、これはひどい話ではないでしょうか。
追記:ロジテックのサイトのQ&Aによると、同社の製品である「LPL-TX」に関しては
この度の認可再取得は、社内基準見直しによるものです。従来の製品も認可を受けて製造、販売していた製品であり、そのままご利用いただいて問題ありません。
との事です。
追記:QRPPlazaのBBSに投稿された情報によると、「電波法施行規則第46条の5第4項の規定:告示の効力は、当該告示の日前に製造された高周波利用設備には及ばない。」により、告示前に発売されていた、今回形式認定を取り消されたPLCモデムを使い続ける事は問題ないようです(何か釈然としませんが)。お詫びして、訂正させて頂きます。