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2013年03月08日

総務省「電波法施行規則等の一部を改正する省令案等についての意見募集 - 広帯域電力線搬送通信設備の屋外利用 -」

総務省のプレスリリースによると、同省は、2月8日~3月11日に、パブリックコメントとして「電波法施行規則等の一部を改正する省令案等についての意見募集」を行うそうです。

このパブリックコメントは「広帯域電力線搬送通信(PLC)設備の屋外利用」を許可する省令改正を行う事に関するもので、改正の概要は、

 現在、高周波利用設備のうち「広帯域電力線搬送通信設備」については、屋内においてのみ利用が認められていますが、屋外(分電盤より負荷側)に利用範囲を拡大するため、屋外利用をする場合の規定について電波法施行規則に新たな技術基準を設ける等、関係省令等を改正します

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

#PLCの屋外利用に関するJARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)の見解は、こちらをご覧ください。筆者(7J3AOZ)はJARLの見解と同意見のため、この省令改正には反対意見を提出するつもりです。

まもなく締切ですので、まだパブリックコメントを提出しておられない方は、ぜひ提出をご検討ください。

2012年08月26日

JARL「PLCの屋外利用に反対する」

JARLのサイトに、屋外におけるPLC(高速電力線搬送通信)に関するリリースが、稲毛会長(JA5MG)名義で掲載されています。

 平成24年6月4日に「第9回高速電力線搬送通信設備作業班」が開催され「電波利用環境委員会」に提出する答申書と報告書案が審議されました。
 JARLはこの作業班で、短波帯の電波環境に対して問題の多いPLCの屋外利用に反対の立場をとってきました。

 JARL電磁環境委員会の芳野委員長の報告の通り、報告書案で示された許容値は、推進派、懸念派の双方から不満の声があがり、 合意を得ることが出来ない状態となりましたが、報告書に示された許容値を事実上無意味なものとする文章の追記が提案されました。
 しかし、作業班事務局(総務省電波環境課)が取りまとめた最終報告書案では作業班で合意を得た内容とは異なる記述に書き換えられてしまいました。JARL電磁環境委員会では報告書の内容を作業班で合意した内容に書き改めるよう2回にわたり意見書を作業班事務局に提出しましたが、記述が改められることはありませんでした。
 JARLでは電磁環境委員会からの報告を受け、「高速電力線搬送通信設備作業班」の上部委員会にあたる「電波利用環境委員会」に対して、連盟として意見書を提出しましたが、7月3日に開催された「第7回電波利用環境委員会」ではJARLの意見は取り上げられる事なく、「高速電力線搬送通信設備の屋外利用に係わる許容値及び測定法」として意見募集にかけられることとなりました。

【意見募集のURL】

   http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000035.html

  1.意見募集の対象
   情報通信審議会 情報通信技術分科会 電波利用環境委員会 報告(案)
  2.募集期限
   平成24年8月27日(月) 午後5時(必着)
  3.意見募集の要領
   意見公募要領(PDF形式)を参照

 内閣府から総務省に対しての指示は、「スマートメータの普及促進に向けた屋外通信(PLC通信)規制の緩和」ですが、報告書案にはスマートメータの利用に関する提案は1件もなかったと記述されています。また、期限を切られた検討で満足な実験や検討も行われなかったことが作業班の議事要旨で明らかです。
 PLCは主にホームネットワークを構築するためのツールとして登場しましたが、先行している無線LANに太刀打ちできないのが実情です。パソコンも、テレビも、動画レコーダーも、カメラ付きインターフォンも、無線LANによりネットワークを安価に構築できる時代です。

 JARLは、問題を含んだ報告書に基づくPLCの屋外利用に関する拙速な規制緩和を行うべきではないとの意見を提出しますが、クリーンな電波環境を保つために皆様も反対意見を提出していただくようお願いいたします。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

TNX INFO JP1LRT

2011年09月17日

「総務省電波監理審議会:PLC型式指定異議申立」の最終審理報告

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)より、「PLC行政訴訟原告団」による電波監理審議会審理に対する異議申立に関して、下記の情報を頂きましたので掲載します。

 9月6日、PLCに関する行政訴訟の第21回審理(最終審理)が行われました。国側、申立人側とも最終準備書面を提出し、4年に渡った審理は終結しました。
 決議(判決)は年明けになるもようですが、現時点では詳しい日程はわかりません。

 当日の傍聴報告と提出された双方の最終準備書面、意見書、そして証拠説明書をPLC行政訴訟の公式ホームページに掲載致しました。
 ご覧になって頂ければ幸いです。

http://plcsuit.jp/

 特に申立人の準備書面15をじっくりと読んでください。これで裁判の全てがわかります。

 丁度5年前、JARL理事会がPLC反対からPLC賛成に態度を急変させたことを知ってから私の阻止の訴訟活動がスタートしました。まずやったことはJARL会員はPLCに反対なんだという内容の署名活動でした。
 ハムフェア会場での署名、FAXでの署名送信などで短時間に全国各地から多くの署名を頂きました。私はそれを風呂敷に包んで、生まれて初めて霞ヶ関の総務省に行ったのでした。その節の皆様のご協力にあらためて御礼申し上げます。

TNX INFO JA1ELY

2011年07月09日

「総務省電波監理審議会:PLC型式指定異議申立第20回審理」の報告

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、7月1日に行われた「PLC行政訴訟原告団」による電波監理審議会審理に対する異議申立の第20回審理の報告を、同原告団のWebサイトに掲載したそうです。

草野OMによると、

国は20回にも及ぶ審理中ただの一度も自分達の決定が科学的にも事実上も正しいことを真正面から立証しようとせず、申立人側の些細な問題点を指摘する揚げ足取りに終始してきました。今回の審理において裁判長にあたる主任審理官はきちんと対応するようにとしてする場面がありました。雑音と混信を一緒にするという信じられないような屁理屈を押し立ててくるほどです。次回に最終準備書面を提出して4年におよぶ異議申立審理が終結することが決まりました。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

#この件は、草野さんより、当ニュース左サイドバーの「情報掲示板」で教えて頂きました。

TNX INFO JA1ELY

2011年03月01日

「総務省電波監理審議会:PLC型式指定異議申立第18回審理」の傍聴記

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、2月25日に行われた「PLC行政訴訟原告団」による電波監理審議会審理に対する異議申立の第18回審理の傍聴記が、同原告団のWebサイトに掲載されたそうです。

なお、草野OMによると、

PLCをHF帯全域に解禁するようごり押しした経団連ですが、今度は屋外での使用解禁を持ち出してきました。昨年10月政府に出した経団連の規制緩和35件のうちの最後の方の34番目に潜り込ませています。その要望内容は以下の通りです。

---

既存周波数ユーザとの共存のため、以下の条件を付与した上で、2~30MHzの周波数帯においてPLCの屋外利用を認めるべきである。
 A.アマチュア無線利用帯域等に対するノッチの挿入。
 B.軒下(のきした)設置など設置環境に対する運用基準の導入

---

ノッチを入れろということは、現行のノッチ不要の技術基準では無線通信とは共存できないと認めたに等しいものです。
もしPLC行政訴訟が起こされてなかったら、その影響は想像するだけでも恐ろしいです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX INFO JA1ELY

2010年10月06日

「総務省電波監理審議会:PLC型式指定異議申立第17回審理」の参加記

「PLC行政訴訟原告団」のサイトに、同原告団による、電波監理審議会審理に対する異議申立の第17回審理の参加記が掲載されています。

上記の参加記によると、

 今回の審理は実地測定の入札結果の通知、実地測定の実施日の調整です。

 まず漏洩電界強度、周囲雑音強度に関する実地測定業務は正式に(株)ザクタテクノロジーコーポレーションに決まりました。 http://www.zacta.co.jp/

 次に実測日は11月15日(月)横須賀市と11月17日横浜市と決まりました。雨天の場合に備えた予備日については今回の審理では決まらず、10月29日(金)10AM、1002会議室で行われる打ち合わせの際に決めることになります。

 ついに市販されているPLCモデムからの漏洩ノイズの実地測定が行われます。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2010年05月05日

「HF-PLC Watching Site」が再開

「シー・シー・オー」の記事によると、「HF-PLC Watching Site」が再開しているとの事です。

なお、「HF-PLC Watching Site」の記事によると、

サイバー攻撃によって乗っ取られたため閉鎖しておりましたが、残っているデータを集めて Nucleus 最新バージョンに置き換えることで復活しました。

との事です。

#短波帯の通信や電波天文観測に多大な悪影響を与えるPLC(高速電力線搬送通信)は、未だに注視が必要な状況が続いていますので、このサイトが再開されたのは朗報です。

2010年04月08日

「総務省電波監理審議会:PLC型式指定異議申立第14回審理」の参加記

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、草野OMが団長を務める「PLC行政訴訟原告団」による電波監理審議会審理に対する異議申立の第14回審理の参加記などが、同原告団のWebサイトに掲載されたそうです。

なお、草野OMによると、

PLCの技術基準については日本案が世界各国から否定されています。準備書面20抜粋をご覧ください。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この件は、当ニュース左サイドバーの「情報掲示板」でお知らせ頂きました。

TNX INFO JA1ELY

2009年08月19日

電波監理審議会異議申し立て審理における杉浦参考人の調書が公開

PLC行政訴訟原告団」のサイトに、7月22日に行われた「電波監理審議会審理に対する異議申立第十回審理」における、杉浦行参考人(独立行政法人情報通信研究機構(NICT) EMCプログラムコーディネーター、東北大学名誉教授)の陳述調書(PDF)が公開されています。

#大変興味深い内容ですので、是非ご覧下さい。なお、同サイトに第十回審理への参加記が掲載されています。

2009年07月25日

「総務省電波監理審議会:PLC型式指定異議申立第十回審理」の参加記

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、草野OMが団長を務める「PLC行政訴訟原告団」による、電波監理審議会審理に対する異議申立の第十回審理の参加記が、同原告団のWebサイトに掲載されたそうです。

草野OMによると、

今回は国側証人杉浦行氏への主尋問と反対尋問が行われました。PLC解禁に大きく貢献し電波の日で総務大臣表彰を受けた杉浦行氏の無線通信や受信障害に対する考えを知ることが出来ます。是非ご覧下さい。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この件は、当ニュース左サイドバーの「情報掲示板」でお知らせ頂きました。

TNX INFO JA1ELY

2009年03月19日

産総研が屋内外での使用が可能なキロヘルツ帯PLCを開発

独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)のプレスリリースによると、同研究所は、キロヘルツ帯であるため屋内外での使用が可能、かつ家電機器による伝送障害に強い電力線通信方式(PLC)の物理層を開発したそうです。

同プレスリリースによると、この技術の特徴は、

・無線LANの電波が届かない場所でも電力線を通じて最大200kbpsの確実なデータ通信が可能
・厳しい伝送障害の中から通信可能なミリ秒単位の時間帯を見つけて情報を送り、通信の頑健性を確保
・リコール家電の捕捉に用いたり、環境モニタリング・防災など屋内外での様々なセンシングに期待

との事で、使用する周波数帯は450KHz以下となっており「キロヘルツ帯を使用するため、アマチュア無線等に対する障害は発生しない」との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#3月30日よりアマチュア無線に135KHz帯が分配される事が決定しているのですが、間の悪い話ですね(苦笑)。なお、この技術は、東京電力(株)との共同開発を行っているとの事です。

2008年11月16日

「PLC異議申し立て電波監理審議会審理」準備書面が公開

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、草野OMが団長を務める「PLC行政訴訟原告団」による、電波監理審議会審理に対する異議申し立ての次回審理で使用される準備書面7(PDF)が、同訴訟団の公式サイトに掲載されたと言う事です。

草野OMによると、

 国は免許された無線局や放送局の発射する電波も雑音に含まれるという暴論を振りかざして、国が改正したPLC規則は正しいと主張しています。又、PLCの妨害があれば発信源を発見して使用停止を命じることが出来るとしています。
 無線従事者であれば、それは大間違いであり、国がPLCノイズを発見して止めてくれるなどということは不可能に近いということは容易に分かります。
 しかし、これらの事を準備書面としてきちんと作成するのは大変な作業でした。全てのハムの皆さんにこの準備書面7をご覧になって頂き、PLCに関して話をする機会があった場合の参考資料として頂ければ幸いです。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2008年09月23日

UKQRMがBT(British Telecom)のPLCアダプタによる受信障害のビデオを公開

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、英国のUKQRMが、現在英国で販売されているBT(British Telecom)のPLCアダプタ(BT Vision)による受信障害の模様を撮影したビデオ(「UKQRM Video showing the interference caused by BT Vision」)を、インターネット動画共有システムである「YouTube」で公開したそうです。

なお、同記事によると、

PLCモデムの販売禁止を求めた署名活動を行い,既に2000名の署名が集まっているそうです。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#PLC(乃至BPL)は、英国でも迷惑な存在になっていると言う事でしょうね。

2008年09月21日

「PLC異議申し立て電波監理審議会異議申し立て第6回審理」参加記

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、草野OMが団長を務める「PLC行政訴訟原告団」による、電波監理審議会審理に対する異議申し立てに対する第6回審理の参加記が、同訴訟団の公式サイトに掲載されたと言う事です。

また、この審理の申立人、国双方の準備書面も同サイトに掲載されているとの事で、草野OMによると、

国相手の裁判は、非常に長くかかり、全てが準備書面にして提出しなければならない、辛く困難なものです。多くの人の関心の高さは、原告団のモチベーションの向上につながります。ご支援よろしくお願い致します。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX INFO JA1ELY

2008年02月14日

電波監理審議会「PLC異議申し立て第3回審理」傍聴レポート

「ませ1りすか」の記事として、2月8日の14:00より、東京都千代田区の中央合同庁舎第2号館で行われた、電波監理審議会の「PLC異議申し立て第3回審理」傍聴レポートが掲載されています。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、

基準値を大幅に越えたノイズが出ているとするこの実験結果についてどう思うかという質問に対して、シャープ社代理人は「国が定めた基準に基づいて製品を作っているので、文句は国に言ってくれ」という趣旨の発言をしました。

との事ですが、PLC関連商品を出している企業の典型的な発言のような気がしますね。最近の企業は「コンプライアンス」を重視していますが、「法に則ってさえいれば、実際に被害があっても問題ない」と言う発言は、企業イメージを激しく損なうんじゃないかと思うんですけどねぇ。

2007年10月27日

PLC行政訴訟原告団による電波監理審議会審理に対する異議申し立ての関連データが公開

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)からの情報によると、草野OMが団長を務める「PLC行政訴訟原告団」による、10月23日に総務省で行われた電波監理審議会審理に対する異議申し立ての関連データが、同原告団のサイトで公開されたと言う事です。

草野OMによると、

 10月23日に開催されたPLC型式指定に対する異義申立審理の準備書面及び当日のプレゼンテーションを各々PDFにして公開しました。行政訴訟団が心血を注いで作成したものです。
 是非ご覧になって、PLCについて理解を深めて頂きたいと思います。
 なお、23日の審理についての報告も行っています。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX INFO JA1ELY

2007年10月11日

複数のPLCモデムが総務省からの形式認定を取り消された模様

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、複数のPLC(高速電力線搬送通信)モデムが、総務省の形式認定を取り消された事が、官報(第4681号)によって告示されたそうです。

同記事によると、今回形式認定を取り消されたPLCモデムは、

三菱電機株式会社 MG-1000
三菱電機株式会社 CPE-HA01
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE10A1F
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE01A1F
三菱電機株式会社 CPE-BW10
三菱電機株式会社 CPE-HA02
三菱電機株式会社 MG-100VP
ロジテック株式会社 LPL-TX
ネットギア・インターナショナル・インク日本支社 PL-NTGR-200
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE10A1FS
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE10A1FA
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE01A1FA
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL3-CPE-XE01A1FS
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2ーREP-H10C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-T10C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-H20C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-T20C
東洋ネットワークシステムズ株式会社 PL2-REP-F10C

になると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

形式認定を取り消されたと言う事は、日本国内で上記のリストに含まれるPLCモデムを使用する事は違法行為になるはずですが、すでに購入されている方にとっては大ショックですよね(返金などで対応するのかしら)。

追記:ネットギア・インターナショナル・インク日本支社のこの件に関する対応が、同Weblogのこちらの記事に掲載されています。対応は製品交換になるとの事ですが、「個別のユーザーに製品交換の連絡をすることまでは今のところ考えていない」と言う事だそうです。形式認定が取り消された事実を知らない人は「法律違反」を犯しながら該当製品を使い続ける事になりますので、これはひどい話ではないでしょうか。

追記:ロジテックのサイトのQ&Aによると、同社の製品である「LPL-TX」に関しては

この度の認可再取得は、社内基準見直しによるものです。従来の製品も認可を受けて製造、販売していた製品であり、そのままご利用いただいて問題ありません。

との事です。

追記:QRPPlazaのBBSに投稿された情報によると、「電波法施行規則第46条の5第4項の規定:告示の効力は、当該告示の日前に製造された高周波利用設備には及ばない。」により、告示前に発売されていた、今回形式認定を取り消されたPLCモデムを使い続ける事は問題ないようです(何か釈然としませんが)。お詫びして、訂正させて頂きます。

2007年09月29日

JARL関西地方本部製作のDVD「無線通信(アマチュア無線)とPLC」の無料配布

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、同Weblogの筆者である坂井OM(JA3ATJ)は、「ハムフェア 2007」のJARL関西地方本部ブースで無料配布を行った、同地方本部製作のDVD「無線通信(アマチュア無線)とPLC」を、希望者に無料配布していると言う事です。

同記事によると、

ハムフェア に出かけられなかったハムが多いと思いますので,JA3ATJ あjarl.com(筆者注:あを@に置き換えてください) へ,送付先(郵便番号+電話+コールサイン) をお知らせください。

お一人 3枚を超えて,グループやクラブなどの単位でお申し込みをいただく場合は,恐れ入りますが,送料着払いにさせてもらいます。

との事で、配布数は先着300枚までと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年09月16日

NATO Research & Technology OrganisationによるBPL/PLC検証レポートが公開

BCLのサークルである「名古屋DXersサークル(NDXC)」の長谷川さんからの情報によると、NATO(北大西洋条約機構)Research & Technology Organisationによる、PLC/BPLの検証レポート(PDF)が公開されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX INFO 長谷川さん

2007年08月29日

PLCモデムの実験DVDを倉敷市内のハムショップで頒布

「まあべるのほわほわ日記」の記事によると、「ハムフェア2007」のJARL関西地方本部ブースで配布した、PLCモデムの実験を収録したDVDを、岡山県倉敷市内のハムショップであるCQ水島ウェスタンレディオで頒布しているそうです。

同記事によると、

ACコンセントでインターネットが出来ると宣伝されている高速電力線搬送通信の、無線環境に与える影響について説明されています。
お近くの方はぜひご来店の上貰ってください。
無料頒布です。
なお、各店とも5枚ずつ置かせてもらっています。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同Weblogの筆者であるJE4SMQ局が、上記の各店に頒布をお願いして下さったそうです。ご協力、ありがとうございます。

2007年08月28日

PLC行政訴訟原告団がハムフェア配布パンフレットとPLC実験映像を公開

草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長、PLC行政訴訟原告団団長)からの情報によると、PLC行政訴訟原告団のサイトにおいて、8月25日~26日に開催された「ハムフェア2007」で配布された、PLC反対の立場で作成されたパンフレット(PDF)と、7月21日~22日に千葉県成田市で行われた、各社のPLCモデムの漏洩電界に起因する受信障害の実態を把握するためのフィールド実験の映像が公開されているそうです。

草野OMによると、

この実験は2階建て木造家屋内にPLCを設置し、30m~50m離れた場所からビームアンテナをPLC設置家屋に向けてアマチュア用トランシーバーでノッチが外れたアマチュアバンドの近くを受信した際のノイズの強さを観測したものです。つまりアマチュア無線活動の実際に近い状況で実験を行っております。

ノッチが入っているからアマチュア無線には影響無しという説明は、業者側の逃げ口上であり、決して成る程と同意してはならないのです。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX INFO JA1ELY

2007年08月24日

ハムフェア2007でPLCモデムの実験DVDを配布

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、8月25日~26日に東京ビッグサイトで開催される「ハムフェア2007」のJARL関西地方本部ブース(J-36)において、先日同地方本部が行ったPLC(電力線搬送通信)モデムに関する実験の模様を収録したDVDビデオが無償配布されるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

CQ ham radio誌 9月号に、この実験に関する記事が掲載されています(P150~153)。筆者(7J3AOZ)も、このブースに荷物を置いておりますので、ブースにいる時間帯では、このDVDを配っていると思います。アイボールがてら、是非お越しくださいませ。

2007年06月18日

パナソニック コミュニケーションズが雑音耐性を高めたPLCモジュールを発表

EETIMES Japanの記事によると、6月11日~15日に開催された「Interop Tokyo 2007」において、パナソニック コミュニケーションズとパナソニックCC宮崎が、電力線に接続されている機器の雑音に対する耐性を高め、従来品より高速なデータ伝送を可能にした、新型のPLCモジュールを発表したと言う事です。

このPLCモジュールは2007年末の出荷が予定されているそうで、同記事によると、

伝送路の雑音の大きさによって、変調度を変える『チャネル・エスティメーション』と呼ぶ機能

を実装した事により、30Mbps程度の伝送速度を確保したほか、
データ伝送に使用する周波数帯域を、従来の4M~28MHzから「少しだけ広げた」(同説明員)ことも、伝送速度の低下を防ぐことに寄与した。

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#このモジュールは、今後各種の家電製品に実装する事を前提としているようですが、「少しだけ広げた」と言う表現でもわかるように、じりじりとPLCを既成事実化して行こうと言う意思が感じられますね(苦笑)

2007年06月11日

JARLがPLCモデムの評価実験結果を公開

JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のサイトで、「市販PLCモデムの評価実験について」、「PLCモデムが起因する電波障害とその対策」と言うページが公開されています。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#「PLCモデムが起因する電波障害とその対策」には、

 この結果、PLCシステムが導入され、これからの漏えい電磁波(電波)の影響により、アマチュア無線に重大な受信障害が発生した場合は、PLCモデムの製造メーカにおいて対応することで合意に達しています。

 また、逆にアマチュア無線局の電波が、PLCシステムに影響を与える場合についてもPLCモデムの製造メーカにおいて対応することで合意しています。PLC-Jに加盟していないメーカについても、同様に対応することになります。
と明記され、またJARL側の問い合わせ窓口も掲載されています。なお、この件に関しては、「T-Rexのひとりごと」の記事「JA1KAJ アマチュア無線日記」の記事「HF-PLC Watching Site」の記事でも触れられています。

2007年06月09日

ザイセル・ジャパンがPLCアダプタ「PLA-400シリーズ」を発売予定

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、ザイセル・ジャパンが、HomePlug AVに準拠した仕様のPLCアダプタ「PLA-400シリーズ」を、6月18日から発売すると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#『ミッションクリティカルな基幹系データやVoIP、情報系データなどのトラフィックを優先的にやり取りができ』との事ですが、ミッションクリティカルなデータの伝送経路でPLCを使おうというシステム設計者は、設置環境によほどの制約がない限り、まずおられないと思いますが(苦笑)

2007年05月30日

スラッシュドット ジャパン「アマ無線家らが起こしたPLC認可取消訴訟、却下される」

スラッシュドット ジャパンに、5月25日に行われたPLC行政訴訟第三回弁論(公判)に関するトピック「アマ無線家らが起こしたPLC認可取消訴訟、却下される」が掲載されています。

2007年05月25日

PLC(高速電力線搬送通信)に関する「電波監理審議会審理」は審理中止

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、5月24日に行われたPLC(高速電力線搬送通信)に関する「電波監理審議会審理」は、審理中止になったそうです。

同記事によると、

実際の審理に入る前に異議申し立て人より,電波監理審議会が行う審理及び意見の聴取に関する規則第十条に基づいて,主任審理官である西本氏が昨年9月の無線設備規則等の省令改正案を適当と認めたこと等審理の公正を妨げるような事情があるとして忌避する申し立てがなされました。

との事で、この結果、審理が中止される事になったそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年05月24日

PLC(高速電力線搬送通信)に関する「電波監理審議会審理」

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトによると、5月24日(本日)の10:00より、総務省11階 第1101会議室で、PLC(高速電力線搬送通信)に関する「電波監理審議会審理」が行われるそうです。

なお、上記のサイトで、この審理に関する各種の書類が公開されています。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:「アマチュア無線をより深く理解するためのwiki」の記事によると、PLC行政訴訟原告団団長の草野OM(JA1ELY)より、この件について、下記の要請があるそうです。

皆様 明日24日(筆者注:本日)午前10時、霞ヶ関にある総務省中央合同庁舎2号館1101会議室にて、PLC型式認定に対する異議申立の電波監理審議会が開催されます。メーカー7社が名の知れた弁護士を立てて審議に参加することが、21日判明しました。まあ無言の圧力を掛けるつもりなのでしょう。 そこで我々アマチュア側も大勢で傍聴する方が良いと判断し、急ではありますが、東京近郊で朝9:30時迄に霞ヶ関に来られる方を募集致します。20名位は席を確保しますので是非ご参加願います。
ご参加できる方は至急メール(筆者注:ja1ely@bb.mbn.or.jp)でご連絡願います。 なお直接行っても入れませんのでご注意ください。 JA1ELY 草野

2007年05月22日

ネットギア・インターナショナル・インク日本支社「HDX101」の試用レポート

「T-Rexのひとりごと」の記事として、ネットギア・インターナショナル・インク日本支社が発売した、UPA(Universal Powerline Association)方式を採用したPLCアダプタ「HDX101」の試用レポートが掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#いつもご苦労様です>角縁さん。なお、このPLCモデムは、5月26日~27日に開催される「関西アマチュア無線フェスティバル」のPLCデモに貸し出されるそうです。

2007年05月21日

JARL第49回通常総会「晴れの国 おかやま総会」における草野OM(JA1ELY)の質問とそれに対する答弁

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、5月20日に行われた、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)の第49回通常総会「晴れの国 おかやま総会」における、PLC問題に関する草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長、PLC行政訴訟原告団団長)の質問と、それに対するJARL執行部の答弁の内容が、「アマチュア無線をより深く理解するためのwiki」の記事として掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年05月14日

PLC行政訴訟の第三回公判

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトによると、同訴訟の第三回弁論(公判)が、5月25日の13:10より行われると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年05月10日

毎日新聞「住まいナビ:最近よく聞く、PLCって何。」

「JA1AVHの独り言」の記事によると、毎日新聞の5月10日付朝刊(東京版)に、「住まいナビ:最近よく聞く、PLCって何。」が掲載されたそうです。

毎日新聞の記事によると、

◇「電波漏れ」の懸念も

 一方、PLCに使う高い周波数帯は、宇宙からの電波観測などにも利用されている。電力線は高周波数の電気信号を通すことは想定外だったため、「電波漏れ」による他の無線通信への影響が指摘され、総務省は許容値を設けた。しかし、アマチュア無線愛好家らは「電波妨害の恐れがある」とPLC解禁の取り消しを求め同省を提訴している。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、大阪産業大学が「他の機器への障害の恐れがある上に、すでに学内に無線LAN環境も構築済みなので導入する意味が無い」との事で、PLCの使用を禁止したそうです。毎日新聞の記事中でも、コストが無線LANの倍以上かかるのが問題であると指摘されていますね。

2007年04月25日

パイオニアのPLCを使用した家庭内音楽配信システムの発売は7月に延期

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、パイオニアが3月に発売を予定していた、PLC(高速電力線搬送通信)を使用した家庭内音楽配信システム「Music Tap」は、7月中旬に発売が延期されたそうです(パイオニアのプレスリリースはこちら)。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年04月24日

CNC-1000がラジオNIKKEI放送に与える影響

「T-Rexのひとりごと」の記事で、同Weblogの筆者である角縁OM(JA6REX)が、光ネットワークス(株)が販売している韓国製PLCモデム「CNC-1000」を使用している状態で、Vertex Standardの最高級トランシーバーであるFT DX9000でラジオ日経を受信した映像(上記の映像リンクはYouTubeにアップロードされたもの)を掲載されています。

同記事によると、

ラジオNIKKEIは,ノイズで全く聞こえなくなります。

と言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#映像を見ればわかりますが、お話にならないレベルのノイズです(これでも総務省の形式認定は通ってしまうんですよね)。なお、この件に関して、販売元の光ネットワークスに問い合わせた内容が、「ませ1りすか」の記事に掲載されています。販売元の回答がなかなか愉快(いや不愉快か)ですので、是非みなさんご覧下さい。

2007年04月23日

NETGEARからUPA方式のPLCアダプタが発売される予定

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、ネットギア・インターナショナル・インク日本支社は、UPA(Universal Powerline Association)方式を採用したPLCアダプタ「HDX101」を、5月中旬より発売するそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同社のニュースリリースでは、PLCが短波帯に与えるノイズについては、一切触れられていませんね。これは、わざわざ触れるまでもないほど、同製品のノイズ対策が完璧だと言う事でしょうか。なお、同記事によると、筆者の角縁さんは、この製品も実際に購入してテストを行う予定だと言う事です。

2007年04月20日

西日本ハムフェアーでのPLC実験デモ映像の英語版が公開

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、3月4日に熊本県で開催された「第6回 西日本ハムフェアー in 長洲」で行われた、中村OMと角縁OM(JA6REX)による「PLC実験デモ」の映像が、インターネット動画共有サービスである「Youtube」で公開されていますが、海外からの要望に答えて、キャプションなどを英語に翻訳した英語版が公開されたと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年04月17日

PLC(高速電力線搬送通信)に関する「電波監理審議会審理」関係の書類が公開

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトで、5月24日の10:00より、総務省11階 第1101会議室で行われる、PLC(高速電力線搬送通信)に関する「電波監理審議会審理」関係の書類が公開されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年04月07日

角縁OM(JA6REX)の講演「PLCと短波通信は共存できるか?」の映像が公開

角縁OM(JA6REX)のWeblog「T-Rexのひとりごと」の記事によると、3月4日に熊本県で開催された「第6回 西日本ハムフェアー in 長洲」で行われた、角縁OMによる講演「PLCと短波通信は共存できるか?」の映像が、インターネット動画共有サービスである「Youtube」で公開されたそうです。

1. PLCの始まりから屋内実験になるまで
2. 屋内実験からパブリックコメント、解禁までの経緯
3. 電波天文への影響
4. PLCノイズ検証実験
5. 行政訴訟・・PLC問題をみんなで考えていこう

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年04月06日

光ネットワークス(株) PLCモデム「CNC-1000」の試用レポート

T-Rexのひとりごと」に、先日、光ネットワークス(株)より販売が開始された、ホームプラグ規格を使用した韓国製PLCモデム「CNC-1000」の試用レポートが連載されています。

CNC-1000入手
PLCアダプターCNC-1000のノイズ
PLCアダプター「CNC-1000」のノイズ調査の考察
CNC-1000は自主規制無し
CNC-1000 18MHzでのノイズの状態
BL-PA100 vs. CNC-1000(その1)
BL-PA100 vs. CNC-1000(その2)
CNC-1000とBL-PA100は同時に使用できるか?
PLCアダプター「CNC-1000」の製造元
CNC-1000とBL-PA100は同時に使用できるか?(再確認)
PLCアダプター「CNC-1000」の放射スペクトラム?
CNC-1000の非転送時のノイズ

#レポートを拝見した限りでは、やはり恐れていた事態(外国製PLC製品は、日本における自主規制すら考慮されていないので、国内製品よりさらに短波帯へ影響が大きい)が、現実の物になっているようですね。上記の記事中でも触れられていますが、これでも日本国内の「技術基準を十分にクリアし,総務省から形式指定を受けた製品」なんですよね。

2007年04月03日

光ネットワークス(株) PLCモデム「CNC-1000」のノイズレポート

「T-Rexのひとりごと」の記事として、先日、光ネットワークス(株)より販売が開始された、ホームプラグ規格を使用した韓国製PLCモデム「CNC-1000」を使用している状態で、Vertex StandardのFT DX9000でPLCノイズを受信したレポートが掲載されています。

同記事によると、

ませ1りすかのblogに書いてあるような、「アマチュア無線バンドでの出力 レベルは受信機内部の熱雑音以下のレベルであり、アマチュア無線 の通信に有害な混信を与えません。」とは到底思えないレベルです。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)の個人的な感想としては、「こりゃ駄目だ...」と言う気がします。原さん(JA1AN、JARL会長)の先日の西日本ハムフェアでの談話(「ちかまの余談・誤談」の記事による)では「都会の雑音の多いところだけではいかんと思い,静かな土地でのテストもしてもらった。あちこち 100個所くらいで調べてもらったが,皆さん「意外に静かだなぁ」ということで,これでよかったのだなぁと思った次第」と言う事なのですが、100歩譲って松下のPLCモデムではそうだったとしても、今後他の製品も出てくる訳ですから、やはりJARLの判断は拙速に過ぎたのではないかと考えています。

追記:同Weblogのこちらの記事によると、この製品は、日本のPLC業界団体であるPLC-Jのガイドライン(自主規制)に(すら)従っていない(韓国企業が製造元のため、PLC-Jに参加していないため)そうで、堂々と「PLC-Jによる自主規制対象外の製品(国の基準値適合)ですから、PLC本来の高性能を発揮します。」と謳っているそうです。やれやれとほほ(苦笑)

2007年04月01日

光ネットワークス(株) PLCモデム「CNC-1000」の漏洩電波スペクトル

「HF-PLC Watching Site」の記事として、先日お伝えしました光ネットワークス(株)が販売している、ホームプラグ規格を使用した韓国製PLCモデム「CNC-1000」の漏洩電波スペクトルが掲載されています。

同記事によると、このPLCモデムが使用する帯域は4.3MHz~20.9MHz、帯域内の一部の周波数帯にノッチは入っているようですが、

日経ラジオやしおかぜはノッチの外です。このため,CNC-1000を運用すると日経ラジオの短波放送に大きな雑音が入り,聞こえていた放送は全く聴きとれませんでした。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年03月28日

PLC行政訴訟の第2回公判レポート

「PLCについて」の記事として、3月20日に東京地方裁判所で行われた「PLC行政訴訟原告団」が提訴した、同訴訟の第2回弁論(公判)のレポートが掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年03月27日

RBBTODAY「総務省、アマチュア無線家らのPLC型式指定に対する異議申し立てを付議」

RBBTODAYの記事によると、

 総務省は、アマチュア無線家ら115名からなされた広帯域電力線搬送通信設備に係る型式指定処分についてなされた、異議申立てを電波監理審議会に付議した。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年03月26日

Impress Watch&gooリサーチ「PLC(電力線を利用した通信)に関するアンケート」

「JA3DOのココログ」の記事によると、Impress Watchとgooリサーチの合同読者アンケートとして、「PLC(電力線を利用した通信)に関するアンケート」が行われているそうです(応募は3月29日まで)。

このアンケートは、上記のサイトのWebフォームに記入する事で応募が可能で、応募者の中から10名に3000円分のJCBギフトカードが贈られるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この件は同Weblogの筆者である塩崎さんからお知らせ頂きました。また、「まあべるのほわほわ日記」の記事「T-Rexのひとりごと 」の記事でも、この件について取り上げられています。

TNX JA3DO

2007年03月22日

(株)バッファローよりPLCアダプタが発売に

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、(株)バッファローより、HD-PLC方式のPLCアダプタである「PL-HDP-L1」が、4月中旬に発売されるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#外観写真を見る限りでは、松下電器産業のPLCアダプタのOEM(と言う事はIO-DATAのPLCアダプタとも同じ)製品だと思われます。要するに、筐体の色が違うだけ...と言う事のようですね。

2007年03月14日

光ネットワークス(株) PLCモデム「CNC-1000」

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、光ネットワークス(株)より、ホームプラグ規格を使用したPLCモデムである「CNC-1000」が、3月25日に発売されるとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この製品は、HD-PLC方式を採用している、松下電器産業のPLCアダプタ(及びOEMであるIO-DATAの商品)とは互換性がありませんのでご注意ください。短波帯利用者である我々アマチュア無線家としては、先行品と同様のノッチフィルターが実装されているかどうかが気になる所ですよね。なお、同Weblogの筆者である角縁さん(JA6REX)は、早速実験用にこの製品を発注されたそうです。

追記:「ませ1りすか」の記事に、この製品について、販売元に問い合わせた内容が掲載されています。

2007年03月13日

各局による松下電器製PLCアダプターの実験レポート

2006年12月9日に発売が開始された、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用した実験レポートの掲載が、各局のWeblogで始まっています。

続きを読む "各局による松下電器製PLCアダプターの実験レポート"

2007年03月12日

西日本ハムフェアーでのPLC実験デモ映像が公開

中村OM(JA6WFM)のWeblog「DX - CONTEST-50MHz plus 160m」の記事によると、3月4日に熊本県で開催された「第6回 西日本ハムフェアー in 長洲」で行われた、中村OMと角縁OM(JA6REX)による「PLC実験デモ」の映像が、中村OMにより、インターネット動画共有サービスである「Youtube」で公開されたそうです。

同記事によると、

録画時間が長いので適当な時間に編集してありますが
「音声の編集は一切おこなっていません」

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#Youtubeの制限から、ノイズ音がややわかりにくくなっていると言う事ですので、もう少し高画質・高音質の映像を中村OMから頂いております。当サイトのこちらのページで公開しておりますので、宜しければこちらもご覧下さい(Windows Media、QuickTime、Real Player)。

追記:「ちかまの余談・誤談」の記事に、西日本ハムフェアにおけるJARL原会長(JA1AN)のスピーチにおける、PLCに対するJARLの対応に関する部分の要旨が掲載されています。是非ご覧下さい。

追記:元モービルハム編集長の川合OM(JA1FUY)が主宰されている「QTC-Japan」でも、この件をご紹介頂いたようです。ありがとうございます>河合OM。

TNX JA1FUY

追記:角縁さんのWeblog「T-Rexのひとりごと」の記事によると、

ノイズ音声はFTdx9000Dでの音声がメインです。後半の短波ラジオのあたりが短波ラジオでの音声です。

との事です。なお、Mixiなどで、「あの映像は捏造だ」などと書いている方がおられるようですが、事実無根の誹謗中傷である事は、言うまでもありません。

2007年03月06日

PLC行政訴訟の第二回公判

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトによると、同訴訟の第二回弁論(公判)が、3月20日の11:20より行われると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年03月05日

毎日放送のPLCに関する取材内容が記載されたページが消滅した件に関する同社の見解

先日お伝えしました毎日放送(MBS)の報道番組「VOICE」のPLCに関する報道における取材の内容が掲載されていた、担当アナウンサーの田丸さんのページより、今までの内容が全て削除された件に関してですが、毎日放送の視聴者センターに問い合わせました所、下記のように回答を頂きました。

これは、毎日放送の通常の業務として、Webサイトの更新作業を行ったと言う事で、メーカーからの圧力がかかった等の理由で内容を削除したと言う訳では無い。

#なお、この件に関しては(手前味噌で申し訳ないのですが)、筆者(7J3AOZ)のWeblogの記事(こちらこちら)をご覧頂ければと思います。

追記:この件に関しては「ませ1りすか」の記事「憂楽日記Ver.2」の記事「ちかまの余談・誤談」の記事でも取り上げられています。

2007年03月03日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材内容が記載されたページが消滅

先日お伝え致しました毎日放送(MBS)の報道番組「VOICE」のPLCに関する報道における取材の内容が掲載されていた、担当アナウンサーである「田丸一男のVOICE取材メモ」が、「田丸一男の百聞一見」とタイトルを変更し、今までの内容が全て削除された模様です。

#筆者(7J3AOZ)は、先ほど毎日放送に電話で問い合わせを行いましたが、視聴者問い合わせ担当部署の営業が14:00までと言う事で、削除した理由をお聞きする事が出来ませんでした。

追記:「憂楽日記Ver.2」の記事でも、この件が取り上げられています。

2007年03月01日

パイオニアが業界初のPLCを使った家庭内音楽配信システムを発売

「Impress AV Watch」の記事によると、音響機器メーカーであるパイオニア(株)が、PLC(電力線搬送通信)を利用したネットワーク・オーディオシステムである「music tap」を、3月下旬に発売すると言う事です。

同記事によると、

メインユニットとスピーカーを離れた場所に設置しても、電源コンセントを通して楽曲を伝送できるというもの。

と言う商品だそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#最近のオーディオは、電源からのノイズの影響をかなりシビアに考えているはずなのですが、この手の商品はピュアオーディオではないので、メーカー的には「まあいいや...」と言う事かも知れませんね。なお、この情報は、「駄目社員はむの日記」で知りました。

2007年02月25日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材内容が担当アナウンサーのサイトに掲載

先日放送された、毎日放送(MBS)の報道番組「VOICE」のPLCに関する報道における取材の内容が、担当アナウンサーである「田丸一男のVOICE取材メモ」に連載されています。

2006年12月その3
2007年01月その1
2007年01月その2
2007年01月その3
2007年02月その1
2007年02月その2

最新

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#実際の放送内容が、取材チームの取材内容から恣意的に変更された事が良くわかる内容だと思います。しかし、このページはMBSのサイト内のコンテンツなのですが、また圧力をかけて潰そうとか考えてないでしょうね?>某メーカーの担当者。なお、この件は、「ちかまの余談・誤談」の記事でも取り上げられています。

追記:3月3日の時点で、上記のリンク先が全て削除されているのを確認しました。これが、松下電器産業(株)の圧力によるものかどうかは、現時点では不明です。

2007年02月17日

「第6回西日本ハムフェアー in 長洲」においてPLCに関する講演が予定

先日お伝えしましたように、3月4日に熊本県で開催される「第6回西日本ハムフェアー in 長洲」において、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用した公開実験が、中村OM(JA6WFM)と角縁OM(JA6REX)によって行われる予定ですが、中村OMのWeblog「DX - CONTEST-50MHz plus 160m」の記事によると、さらに角縁OMによるPLCに関する講演会も行われる予定だと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年02月09日

産経新聞「電力線通信、滑り出し好調 各地で品切れ続出」

産経新聞のサイトに「電力線通信、滑り出し好調 各地で品切れ続出」と言う記事が掲載されています。

同記事によると、

当初月産3000セットを予定していたが、発売後1カ月で約1万セットの出荷を記録したため、月産1万5000セットの増産体制に切り替えた。平成19年度上期中には月産5万セットまで増産する予定だ。

と言う事で、他の電機メーカーも追従して製品化を検討中だと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)がPLCの電波漏洩基準案に賛成したのは「どうせ、そんなに普及しないだろう」と言う読みがあったと聞いていますが(この話は、確実なニュースソースからではありません)、本当にそうだったとしたら目論見が外れつつあると言えるのではないかと思います。なお、この件は、当クラブの中出さん(JA3AVO)からお知らせ頂きました。

TNX JA3AVO

PLC行政訴訟の初公判レポート

「PLCについて」の記事として、2月7日に東京地方裁判所で行われた「PLC行政訴訟原告団」が提訴した、同訴訟の第一回弁論(公判)のレポートが掲載されています。

初公判いってまいりました
答弁書への大突っ込み大会は後日としますが

#筆者(7J3AOZ)も、今回の国からの答弁書は、確かに突っ込みどころ満載だと思います(苦笑)。

2007年02月08日

PLC行政訴訟の初公判(続報)

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトによると、同訴訟の第一回弁論(公判)が2月7日の11:30より、東京地方裁判所の712号法廷で行われたそうです。

なお、詳しくは上記のサイトをご覧下さい。

#同訴訟に関する各種の資料(当日の原告側の陳述内容、国の答弁書など)が、上記のサイトで公開されていますので、是非ご覧下さい。筆者(7J3AOZ)の個人的な感想としては、国の答弁書の中に「アマチュア無線家の団体であるJARLが加わって策定した基準(またそれによっての法令改正)であるので、アマチュア無線家である原告の今回の訴えは不適法である」と言う記述があちこちにあるのが、PLCに関するJARLの対応のまずさを物語っていると思います。米国のアマチュア無線連盟であるARRLの場合は、同様の趣旨(国の策定した基準が誤っているので、法を無効にするか改正せよ)で、ARRL自ら訴訟を起こそうと動いているのですが(苦笑)。

2007年02月07日

小学館「DIME」にPLCに関する記事が掲載

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、現在発売中の小学館の雑誌「DIME 2007 04号」に、PLC(高速電力線搬送通信)に関する記事が、6ページに渡って掲載されていると言う事です(P108~)。

同記事によると、

反対してきた側の声や,PLC の弱点も書かれていますが,一方で PLC によって広がる世界を紹介しています。PLC 以外についても少し触れてありますが,今後どんな方向に進むのか,たいへん気になるところです。

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この情報は、同Weblogの筆者である坂井さん(JA3ATJ)から、直接お知らせ頂きました。なお、CQ出版社の技術者向け雑誌「Interface」の3月号にも、「PLC(Power Line Communications)の概要と評価」と言う記事が掲載されています。海外の高速PLCモデムの評価を行った興味深い記事ですので、こちらもチャンスがあれば是非ご覧下さい。

TNX INFO JA3ATJ

2007年02月06日

PLC行政訴訟の初公判

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトによると、同訴訟の第一回弁論(公判)が2月7日(明日)の11:30より、東京地方裁判所の712号法廷で行われるそうです。

なお、同サイトによると、

傍聴希望者は11:20までに712法廷前においで下さい。

と言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#原告団団長の草野さん(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長)は、「裁判長に訴訟に至った事情を良く理解して貰うことが重要なので、沢山の方に傍聴をお願いします」と仰っていると聞いております。お時間の都合が付く方は、この裁判の傍聴に参加して見てはいかがでしょうか?

2007年01月22日

「第6回西日本ハムフェアー in 長洲」においてPLCの公開実験(続報)

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、2007年3月4日の10:00~15:30に、熊本県玉名郡長洲町のユニバーサル造船所体育館(旧日立造船所 有明工場)において開催される、「第6回西日本ハムフェアー in 長洲」において、角縁OM(JA6REX)と中村OM(JA6WFM)による、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用した公開実験が行われると言う事です。

同記事によると、

日時:3月4日(日)  10:00~15:30
会場:第6回西日本ハムフェアー 出展ブース

実験概要
 使用PLCモデム Panasonic:BL-PA100
 2台のパソコンをPLCモデムにより会場の電灯線を使い接続
  1.環境ノイズ
  2.PLCモデムをコンセントに差し込んだときのノイズ
  3.電灯線で接続されたPLCモデム間でデータ転送中のノイズ
  4.モデムのACラインにパッチン・コアを入れるとノイズに変化があるか?
 などなど。
 ご要望があればさまざまな実験を行いたいと考えています。

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

松下電器産業のPLCアダプタによる公共情報への障害

「DX - CONTEST-50MHz plus 160m」の記事によると、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を使用している環境で、2007年3月1日から周波数が変更される予定の気象無線模写通報(短波帯気象ファクシミリ、コールサインJMH)の受信に障害をきたす可能性があると言う事です。

JMHは、現用の7305kHzから7795KHz、13597kHzから13988.5KHzとそれぞれ周波数の変更が予定されていますが、同記事によると、

その中で現用の7305KHzここはかろうじてアマチュア用ノッチで障害はありません。
しかし3月以降使用予定の7795KHzはPLC障害波がまともにS9振っていますので、支障をきたすでしょう。
現用の13597KHzはすでにPLC障害波で支障をきたしています。
13988.5KHzここは、アマチュアバンドに近いのでノッチがかかって、今の所支障はないようです。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#現在のPLCの許可条件においては(所謂)「自家中毒(自宅でPLC装置を使用した場合の自宅における受信障害)」は許容する事が前提ですが、分電盤にブロッキングフィルターを挿入する事が義務付けられていないため、結果的に近隣にノイズを撒き散らす場合がある事が、すでにアマチュア無線家のみなさんによる実験で明らかになっています。

2007年01月18日

JARLに対するPLCに関する電話インタビュー

無線ブログ「受信の道」の記事として、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)の総務部広報課に対して、PLC(高速電力線搬送通信)に関する電話インタビューを行った内容が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#Weblogの筆者の方は、アマチュア無線家ではないそうです。

2007年01月16日

憂楽日記Ver.2「MBS「VOICE」への失望と怒り ~松下製PLC問題の放映をめぐって~」

当クラブの中出OM(JA3AVO)のWeblog「憂楽日記Ver.2」に、1月9日に放送された、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材結果に関する記事「MBS「VOICE」への失望と怒り ~松下製PLC問題の放映をめぐって~」が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)も当然、この件に関する怒りは共有しています。

2007年01月11日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材結果の放送内容

「村上健一郎のPLCに物申す」の記事として、1月9日に放送された、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材結果の放送内容を、ビデオテープから起こした物が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)もこの取材には少しだけ協力しましたが、我々が取材された内容は(全くと言って良いほど)反映されていない内容でした。個人的には、報道機関が中立的な視点を失い、大企業の圧力に敗北した良い例ではないかと考えています(「ちちんぷいぷい」の取材班なら、こう言う事も無かったのではないかと思っていますが、どうでしょうね>角さん)。なお、この件に関しては、「QHQの独り言」の記事「ちかまの余談・誤談」の記事「ませ1りすか」の記事でも取り上げられています。

「第6回西日本ハムフェアー in 長洲」においてPLCの公開実験

「T-Rexのひとりごと」の記事によると、2007年3月4日の10:00~15:30に、熊本県玉名郡長洲町のユニバーサル造船所体育館(旧日立造船所 有明工場)において開催される、「第6回西日本ハムフェアー in 長洲」において、角縁OM(JA6REX)と中村OM(JA6WFM)が中心となり、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用した公開実験ブースが出展されると言う事です。

同記事によると、

Macintosh2台を、会場となるユニバーサル造船所体育館内の電灯線経由でPLCモデムを使用して繋ぎ、数Gバイト程度のデータの転送を行う間にどのようなノイズが出るかを実際皆さんに聞いてもらうよう考えています。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#1月14日に、兵庫県伊丹市で開催される「関西ハムシンポジウム2007 in伊丹」でも、同趣旨の公開実験が行われる予定です。(少なくとも)TV放送でPLCに関する問題点が報道される事が望み薄である事が実証されてしまいましたので、高周波の専門家である我々アマチュア無線家が、地道に広報活動を続けて行く事がますます重要になっているのではないかと、筆者(7J3AOZ)は思っています。

2007年01月10日

PLC行政訴訟の初公判

「PLC行政訴訟原告団事務局」のサイトによると、同訴訟の第一回弁論(公判)が2007年2月7日の11:30より、東京地方裁判所の712号法廷で行われるそうです。

2007年01月09日

「関西ハムシンポジウム2007 in伊丹」で松下電器のPLCモデムを利用した公開実験

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、1月14日の10:00~15:00に、兵庫県伊丹市のスワンホール(伊丹市労働福祉会館・青少年センター)において開催される、JARL兵庫県・大阪府支部共催の「関西ハムシンポジウム2007 in伊丹」の会場で、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用したデモンストレーションが行われると言う事です。

同記事によると、

持参できる短波ラジオがあれば,会場で試してみることができるでしょう。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年01月08日

12月5日にJARLで行われたPLCに関する実験の報告

JARL熊本県支部の掲示板の記事として、2006年12月5日にJARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)事務局において行われた、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用した実験の報告(JARL原会長名でJARL役員に文書として配布された物)が公開されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#上記の掲示板の閲覧には、こちらに掲載されているパスワードが必要ですのでご注意下さい。

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材結果の放送は1月9日の模様

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材結果の放送が、1月10日の予定から1月9日(明日)の予定に変更されたとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#重ね重ねの日程変更ですが、明日こそは放送されるんじゃないかと思います...多分(笑)

大阪大学 北川教授「広帯域電力線搬送通信(高速PLC)の問題点」

大阪大学大学院 基礎工学研究科の北川勝浩教授が、「現行の広帯域電力線搬送通信(高速PLC)の技術基準に対する、物理学者、電子工学者、電子情報通信系の教育者としての」見解を、「広帯域電力線搬送通信(高速PLC)の問題点」に纏めて掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2007年01月06日

松下電器製PLCアダプターを使用したPLCノイズ実験ビデオが公開

櫻井OM(JQ2GYU)からの情報によると、櫻井OMがご自分のシャックで行った、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を利用したノイズ実験の模様を、インターネット上の画像公開サイトであるYouTubeで公開したと言う事です。

櫻井OMによると、

1)9MHz帯放送バンドでSメータで8つ振るノイズが存在することと,アマバンド(7/10/14/18/21/24MHz)ではノイズの無い様子がご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=MmMBEM7zSxw

(2)追加実験として,9MHz帯放送バンドのノイズを,26mHの7/10MHz用2エレ八木を回転させながら受信し,ビームパターンがはっきり出る様子がご覧いただけます。(つまり,PLCモデムから入力された高周波電力が,AC100V配線をアンテナにして空中に輻射されているひとつの証拠ではないかと思われますが,いかがでしょうか。)
http://www.youtube.com/watch?v=Z3Jv56MLWe4

と言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:櫻井OMのコメントによると、櫻井OMは、さらに下記のビデオクリップを公開したと言う事です。

さて,先日の実験風景に続き,FT817と室内ホイップアンテナで短波放送バンドを受信した実験ビデオを公開しました。
実験場所は富士山麓のログハウスです。

(1)5MHz帯~11MHz帯の短波放送を室内ホイップで受信した場合,PLCがどの程度の影響を与えるかがご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=T6gieL7DpMk

(2)PLCモデムが輻射するノイズの音を聞いていただくことを目的とした,短いクリップです。
http://www.youtube.com/watch?v=6m82LjXRh0Q

TNX INFO JQ2GYU

2007年01月05日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材結果の放送が再度延期に

当クラブの田中OM(JR3QHQ、JARL大阪府支部長)からの情報によると、先日お伝えしました、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材結果の放送が、1月4日の予定から1月10日1月9日に延期されたとの事です。

#なお、再々度の放送延期もあり得ると言う事です(汗)

追記:「QHQの独り言」の記事として、この件に関する記事が掲載されています。

2007年01月03日

毎日放送「VOICE」でPLCに関する内容が放送されます

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、先日行われた、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材結果が、1月4日(明日)の18:15~18:551月10日(乃至それ以降)1月9日に同番組中で放送されると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)も(ちょっとだけ)この取材に協力させて頂きました。なお、この番組は、毎日放送ローカルの番組ですので、視聴できる地域にお住まいでない方は、放送終了後に番組のWebサイトをご覧下さいとの事です。

2007年01月01日

国立天文台がキャンパス内でのPLCアダプタの使用を禁止

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、「大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台」が、2006年12月に、所属する全キャンパスでPLC(高速電力線搬送通信)アダプタの使用を禁止したとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#PLCは電波天文分野に致命的な打撃を与える可能性が指摘されていますので、当然の処置ではないかと思います。